さて、こんな人間というのは、少なくともここに一匹生きていて、人間の顔をして、お前の横にいるかもしれない。以前ならなにかの間違いでうっかり家庭を作るなどというミスを犯し、同じような人間の再生産をすることもあったろうが、このところの経済事情からそういう例も減っていくだろう。いずれは求められる人間同士により求められる人間がよく生産されるようになって、求められない人間は自然に消滅していくだろう。だからこそ、こういう人間がいたということを書き留めておこう。
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